カンタベリープリマ（2019年生、母アンティール）

カンタベリープリマ（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+1番(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルポート（当時14歳）と交配したアンティールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2022年のC級セレクション(一般)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は小林凌大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は402kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2022年）

3月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の祝・天使な悪魔オグリメル生誕杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコスモマスティフに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラキャッツを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた12戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーリーベンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ピースフルタイムに半馬身交わされて2着となった。

12月2日、中4週で迎えた14戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、サンクス2022賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた16戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリオレをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、大寒特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、バレンタイン特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

2月26日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C1 12（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、がばいよか!佐賀の酪農応援賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、豊田萌絵さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったサトノタケルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で小松丈二騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で小松丈二騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小松丈二騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた28戦目は、SHIGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。