クラウンカンターレ（2009年生、母クラリスクリス）

クラウンカンターレ（2009年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歌（伊）。鼻歌まじりに走る馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時6歳）と交配したクラリスクリスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は（有）宮村牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮村牧場から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、矢野悦三によって262.5万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月13日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず17着に終わった。

3歳（2012年）

5月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

8月5日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、シゲルパイナップルにクビ差交わされて2着となった。

9月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケージートチオトメに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンハウスに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

4歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

3月2日、連闘で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 42（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトキワに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバンマリーに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月28日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、クラウンプリズムにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネビアンカに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクラウンビーストに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2014年）

3月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた25戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月21日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリバーリンカーンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月31日、中1週で迎えた28戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、コウギョウボーラーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月13日、中1週で迎えた29戦目は、チャレンジシリーズ第21戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァンブランに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、タピスドフルールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（10戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のバトルクローザップに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月1日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（11戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノサプライズに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月23日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（12戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、モンシェルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月23日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（14戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（15戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノサプライズに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。