ベストビゼン（1993年生、母エイシンフェミニン）

ベストビゼン（1993年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時12歳）と交配したエイシンフェミニンが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方16戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中6週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

2月3日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったヒカルサザンクロスに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズワールドに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（1997年）

1月11日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた16戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、椿山昭彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、A7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた19戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、A7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、A7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた24戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカヨシオーから4馬身差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた25戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナオノタイクーンから4馬身差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったベンテンノーザンから半馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1998年）

1月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1ホ（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月13日、中5週で迎えた30戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた32戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。