リアンローズ（2008年生、母ヤグラシンメル）

リアンローズ（2008年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時11歳）と交配したヤグラシンメルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、地方41戦4勝2着2回。2011年の京浜盃(S2)で3着に入った他、2011年の’11桃花賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2010年）

7月16日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーイングッドに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキヌガサヒーローに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月8日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、パワフルローマンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月10日、中4週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2011年）

2月1日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの’11桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの’11雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラカンパーナに4馬身の差をつけて制した。

4月18日、中5週で迎えた9戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、OROパーク賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るテンダンを3/4馬身差し切って4勝目を獲得した。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月19日、中2週で迎えた19戦目は、初夢賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた20戦目は、春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた21戦目は、メトロポリタンマーチカップ（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したセトノシャンクスに半馬身届かず2着となった。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月25日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アストレイア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、’12スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（13戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた27戦目は、’12シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（14戦2勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月30日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦の’12クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5歳（2013年）

1月17日、中2週で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた33戦目は、如月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた34戦目は、紅梅賞（大井ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は有年淳騎手（5戦2勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月7日、中1週で迎えた35戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた36戦目は、コーラル賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた37戦目は、北極星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（16戦2勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月2日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（17戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた39戦目は、’13メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（18戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月4日、中2週で迎えた40戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月30日、約7か月の休み明けで迎えた41戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。