マグナムバローズ（2013年生、母シーダーアラジ）

マグナムバローズ（2013年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マグナム拳銃＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時14歳）と交配したシーダーアラジが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、増本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、増本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって475.2万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月17日、デビュー戦はF.ヴェロン騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

2月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月23日、中7週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、平取町芽生すずらん群生地賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルセイヴァーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラクロノスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、うらかわ馬フェスタ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサダムシーズンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、平取町商工会長特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドザタッチに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、ダリア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミネサランサジャに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月17日、中7週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギオンラッシュに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のサーストンマイアミに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るウルフカットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2017年）

1月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したプロダンサーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月11日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C1十十一十二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2018年）

6月27日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、川栄李奈がヤッテクル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。