アイアムキャツアイ（2014年生、母アイアムアクトレス）

アイアムキャツアイ（2014年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したアイアムアクトレスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、ワイズマンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって1,045万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月17日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ゴールドアピールに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2017年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプティトシャンティに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったドウカンヤマに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ブラヴォバンビーノに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2018年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のレアドロップに3馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月8日、中3週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、’18メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイセイラナキラに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた18戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着を確保した。