ブリッジクライム（2009年生、母リーチマイハーバー）

ブリッジクライム（2009年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ハーバーブリッジのアーチの頂上まで登るアトラクション」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したリーチマイハーバーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦4勝2着4回。2012年の秋華賞(牝G1)で4着に入った他、2012年の紫苑ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソルレヴァンテを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月19日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンインディに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

8月4日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールデングローブにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたパララサルー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2013年）

1月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラウンドロビンに1馬身半の差をつけて制した。

3月9日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月15日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワズームにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月10日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のアドマイヤギャランに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5歳（2014年）

2月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

4月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の府中市市制施行60周年記念（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で横山典弘騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた24戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

8月23日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたトラストワン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月21日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。