ライズインサン（1985年生、母クインバイオレツト）

ライズインサン（1985年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシヤトーゲイ（当時25歳）と交配したクインバイオレツトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の’89ダービースタリオンズステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月24日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンボリファルスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（1989年）

4月15日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシルバリークロスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の’89ダービースタリオンズステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハヤチネをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月9日、中5週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（新潟芝2000m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月19日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（1990年）

10月7日、約10か月半の休養明けで迎えた10戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたダイワランガー決め手に屈して半馬身差の2着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。