トーセンジャスパー（2015年生、母トーセンディオール）

トーセンジャスパー（2015年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時8歳）と交配したトーセンディオールが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C8。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

8月4日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月8日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、クリノエリザベッタに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ノーフェイクに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中4週で迎えた6戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2019年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったライトスラッガーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のニュムパを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた10戦目は、如月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C19（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ペイシャアコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、ユウタ&ダイシ目指すサキは前だ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた15戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るライトニングベルンを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた19戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月13日、中5週で迎えた20戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒルノアルゲーロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、鍋平高原賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、安房峠特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR笠松第1戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ウッドカービングに3/4馬身交わされて2着となった。

11月6日、中5週で迎えた24戦目は、いちょう特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、深秋賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた26戦目は、湯屋賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた27戦目は、ビオラ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5歳（2020年）

1月8日、中0週で迎えた28戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフライトストリームをクビ差振り切って制した。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、流氷賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は東川慎騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた35戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーセンバラライカをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月11日、中1週で迎えた37戦目は、鵜飼開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた38戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた40戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた41戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた42戦目は、一般C5b（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川慎騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

2020年12月3日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。