クサールギレン（2003年生、母ユーワサブリア）

クサールギレン（2003年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サハラ砂漠の中のオアシスの村」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したユーワサブリアが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田誠一から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニットウワカバに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリンガディングを半馬身振り切って制した。

3月22日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプラチナドリームに4馬身の差をつけて優勝

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオンワードカイザーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラガースマイルに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C5二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンブリッジバレーを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したナリタアンデスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ジェミニアイドルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月3日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のステイトゲストをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

5歳（2008年）

2月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。