リンガディング（2003年生、母コーラルピンク）

リンガディング（2003年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アッと言わせる者、ハラハラさせる人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時8歳）と交配したコーラルピンクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方39戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上B1一。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

6月17日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7月25日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティーステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月8日、中6週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月28日、中6週で迎えた5戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアザミジョウを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクサールギレンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクセイプライムをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

2月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントクリームを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C7一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサワノホクトセイに7馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロングユニバーサルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコーラルクエストに1馬身1/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメディアスローンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンボリスキャンに1馬身半の差をつけて優勝

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、兵庫米特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のサンペールウルトラに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中3週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1一（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のモエレパストラルをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月20日、中2週で迎えた23戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（12戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ゴールドイチモンジに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

3月4日、中8週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（5戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月5日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた32戦目は、デイリー昆陽特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた34戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6歳（2009年）

2月8日、中5週で迎えた35戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、蕗のとう特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた36戦目は、プリムラ特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた37戦目は、ムスカリ特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた38戦目は、木蓮特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた39戦目は、スイートピー特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた40戦目は、藤特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた41戦目は、水芭蕉特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。