ドウカンタイヨオー（1998年生、母ドウカンビクトリー）

ドウカンタイヨオー（1998年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミュージックタイム（当時11歳）と交配したドウカンビクトリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田農場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方11戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

津金沢正男厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2000年）

11月9日、デビュー戦は工藤伸輔騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったハルカブライトに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月25日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤伸輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフクノモンローに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2001年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤伸輔騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスヒリュウに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月20日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で工藤伸輔騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で工藤伸輔騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロードオーシャンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で工藤伸輔騎手（6戦3勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴーゴーナイナーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の若鮎特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で工藤伸輔騎手（7戦3勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベストウイナーを3/4馬身振り切って4勝目を獲得した。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で工藤伸輔騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったフツロムテキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で工藤伸輔騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフツロムテキに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中4週で迎えた11戦目は、夏中特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で工藤伸輔騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったミサトプリムローズに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平ヶ岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず17着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、コンキスタクラウンにクビ差交わされて2着となった。

4歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

11月10日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2003年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたケイアイピューマ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤年毅騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルクモーメントに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月17日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤年毅騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月23日、約6か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤年毅騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤年毅騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤年毅騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤年毅騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月13日、中7週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤年毅騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7歳（2005年）

1月23日、約10か月半の休養明けで迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。