ミサトプリムローズ（1997年生、母ヒカリミスマルゼン）

ミサトプリムローズ（1997年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時11歳）と交配したヒカリミスマルゼンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の’01アデレードシティカップ(一般B1以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1999年）

11月5日、デビュー戦は莅戸高次騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のサツマブランドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の姫駒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で莅戸高次騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（2000年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で莅戸高次騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた5戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は莅戸高次騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定のハンデ戦の4歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダービーリファードに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦の夕顔特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月1日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の剣崎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、3歳戦の秋駒特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリンギャロップに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は莅戸高次騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミョウコウフジに5馬身の差をつけて制した。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマショウキングに2馬身半の差をつけて制した。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2001年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は莅戸高次騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったペルルーシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフツロルンルンに1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた17戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、長瀞特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフツロルンルンに9馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月17日、中4週で迎えた18戦目は、夏中特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドウカンタイヨオーに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、清秋特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで懸命に走り抜いたが、勝ったタカオゴールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’01アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーミラクルを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

9月11日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’01クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（13戦6勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた23戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’01グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（2002年）

2月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、梅見月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカサイグローリアに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月8日、中3週で迎えた25戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（14戦6勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた26戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

9月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦6勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月10日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

6歳（2003年）

2月14日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒルノニフティーを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

3月28日、中5週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ戦の神奈川弥生盃（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた31戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03プラネットカップ（大井ダート1790m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた32戦目は、薫風特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月29日、約5か月の休み明けで迎えた33戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（16戦6勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（17戦6勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダイタクリムジン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7歳（2004年）

1月29日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた36戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8歳（2005年）

2月16日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から21kg絞って迎えた37戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の早春特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。