ヒートウェイブ（1988年生、母リードスワン）

ヒートウェイブ（1988年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時7歳）と交配したリードスワンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地20戦3勝、中央障害7戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月9日、デビュー戦は町田義一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力でバテることなく粘り続けて、最後は2着のツキノフリージアに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月16日、中8週で迎えた8戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスジュエリーを半馬身差し切って制した。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4歳（1992年）

3月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の’92ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、富田正信騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田正信騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサカピューターから1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田正信騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズカブルボンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月20日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は富田正信騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーバーグレイスから半馬身差の2着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で富田正信騎手（4戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンフェイバーから2馬身差の2着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で富田正信騎手（5戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダービーシャープに約20馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で富田正信騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルマーベラスから7馬身差の2着となった。

5歳（1993年）

10月23日、約12か月の休み明けで迎えた26戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。