ハクユウコマンダー（2008年生、母バレーダンシング）

ハクユウコマンダー（2008年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時11歳）と交配したバレーダンシングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の冬木立賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

8月12日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ2（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したモエレティアラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクトスイグンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーオブスプリットを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をマークした。

12月25日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 雪/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月10日、中9週で迎えた7戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカノヤハヤブサに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のバトルオヤユビヒメに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、うまいど白老牛特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るパパワパパラッチを圧倒的な末脚で半馬身差し切って優勝

11月2日、中5週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウギョウメンバーに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月29日、中7週で迎えた14戦目は、グッドラック特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったモリデンクーバーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、初午特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のエアメギドに2馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1七 C2三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマサノグランジュテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

4月16日、中2週で迎えた19戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーヴドベティに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月8日、中4週で迎えた21戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンギャラントを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

7月8日、中3週で迎えた22戦目は、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、フォーマルハウト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月25日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボスイモンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

12月28日、中4週で迎えた25戦目は、L-WING賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた26戦目は、白富士賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（13戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた27戦目は、アメジスト賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場文男騎手（14戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

6月19日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ラズベリー特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた29戦目は、ベガ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（15戦6勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたイワミノキズナ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月5日、中3週で迎えた30戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（16戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリバーキンタローをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

9月9日、中4週で迎えた31戦目は、新涼特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（17戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（18戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハナノシンノスケを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中4週で迎えた33戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（19戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したポイントプラスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2014年）

6月1日、約7か月の休養明けで迎えた34戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた35戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた36戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた37戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた38戦目は、オレンジレース特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（20戦7勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた39戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、青柳特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。