フェイマスケイ（1994年生、母チズブエ）

フェイマスケイ（1994年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時13歳）と交配したチズブエが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地36戦6勝2着4回、地方2戦0勝2着1回。1998年のCBC賞(G2)で3着に入った他、2000年のさきたま杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ロングシェリフにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイワカオスに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

5月4日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月16日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシュンサクリイフォをクビ差振り切って2勝目をマークした。

4歳（1998年）

1月11日、中5週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグリーンスターボウにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたコンクパール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中3週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホッカイアトラスをハナ差振り切って3勝目を収める

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のブリティッシュカップ（東京芝1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のレイシアトルに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月18日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコクトジュリアンを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた19戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は嶋田高宏騎手（7戦3勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5歳（1999年）

2月21日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月10日、中6週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（9戦3勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月3日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（10戦3勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた24戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったジェットアラウンドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中3週で迎えた25戦目は、G2のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（12戦3勝）。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた26戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（13戦3勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6歳（2000年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、やまびこステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた28戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田高宏騎手（15戦3勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず17着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた29戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋田高宏騎手（16戦3勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラムジェットシチーを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた30戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で嶋田高宏騎手（17戦4勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で嶋田高宏騎手（18戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、サマースプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた33戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレイズスズランに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（19戦4勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7歳（2001年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた37戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（20戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

4月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（21戦4勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。