イブキラブソング（1985年生、母ネヴアーボウ）
Ibuki Love Song
1985.03.10
イブキラブソング（1985年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時18歳）と交配したネヴアーボウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。
経歴
デビュー前
鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1988年）
7月17日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
7月30日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
8月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったマヤノセンプウにねじ伏せられてクビ差の2着となった。
8月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
9月4日、連闘で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。
10月2日、中3週で迎えた6戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したアイビーサイクロンにハナ差届かず2着に甘んじた。
10月9日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワコーエンブレムを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。
11月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。
11月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山雄一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したハウアーユーにクビ差届かず2着に甘んじた。
12月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山雄一騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。
12月18日、連闘で迎えた11戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。
4歳（1989年）
7月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。
8月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。
8月27日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキーフラワーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。
9月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
10月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。
10月22日、中1週で迎えた17戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったインターイズミにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。
11月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（8戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。
11月18日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（9戦1勝）。20頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。
12月17日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドキャンディをクビ差振り切って3勝目をマークした。
5歳（1990年）
1月27日、中5週で迎えた21戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の神鍋特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。
2月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（11戦2勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。
6月24日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（12戦2勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。
7月8日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（13戦2勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。
9月12日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月5日、中2週で迎えた26戦目は、イチイの木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた27戦目は、菊花短距離特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。
11月8日、中1週で迎えた28戦目は、安房特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村井栄治騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
11月22日、中1週で迎えた29戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村井栄治騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月16日、中2週で迎えた30戦目は、畜産フェアー特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で村井栄治騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
12月31日、中1週で迎えた31戦目は、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で村井栄治騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンコーセンから1馬身半差の2着となった。
6歳（1991年）
1月14日、中1週で迎えた32戦目は、松竹梅特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村井栄治騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
1月28日、中1週で迎えた33戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村井栄治騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。
2月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1 B2（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村井栄治騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月12日、中3週で迎えた35戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で村井栄治騎手（10戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月7日、中3週で迎えた36戦目は、奈良津桜特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で村井栄治騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
4月26日、中2週で迎えた37戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で村井栄治騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月16日、中2週で迎えた38戦目は、水野善太騎手を鞍上に迎えて、小瀬特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノエイサンをクビ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。
5月31日、中1週で迎えた39戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月14日、中1週で迎えた40戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野善太騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月8日、中2週で迎えた41戦目は、乗鞍特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月24日、中1週で迎えた42戦目は、一般A1 A2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村井栄治騎手（13戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月14日、中2週で迎えた43戦目は、葉月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシユウタイソンから2馬身半差の2着となった。
8月30日、中1週で迎えた44戦目は、高原特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月15日、中1週で迎えた45戦目は、秋分特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月4日、中2週で迎えた46戦目は、イチイの木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。