シルクエクストラ（2002年生、母カンカン）

シルクエクストラ（2002年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特別の」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時22歳）と交配したカンカンが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の名古屋チャレンジカップピーチ賞。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月8日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るガッツホーラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4歳（2006年）

3月25日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（8戦1勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた19戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプランシングエアーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクインコンコルドを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月15日、連闘で迎えた21戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、JBCカウントダウン80立秋特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた22戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモラングザームを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックバルスカを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず最後はセイビンググレースと並んで6着同着となった。

4月21日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月2日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミナミノスイコデンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。