ポッドジャスパー（2021年生、母ポッドガビ）

ポッドジャスパー（2021年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+碧玉」。毛色は栗毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したポッドガビが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川フアーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

西園翔太厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月3日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3歳（2024年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の明と如子退職万歳特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカノンウッドテールに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユイノアカゾナエに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマフティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイロメガネに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のウルメイワシ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のキビナゴ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったウーナグローリアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月15日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレースノワエに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のイサキ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミニーバローズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシノノメに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、天晴レ20年藤井特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びで猛進したが、伸びてきたツバクロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のキュールエスグリを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

2月24日、中2週で迎えた19戦目は、ひめじ広峰特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレーベンヘルツを半馬身振り切って8勝目を掴み取った。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、グランレイハートに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた24戦目は、新緑特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

7月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、技と心で駆け抜けろ!綾瀬ものづくり杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、手漉き和紙と有機の里道の駅おがわ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた27戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、早涼賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンジニアールに2馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

8月26日、中2週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、日本刀賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた29戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、2025川崎ジョッキーズカップ第4戦（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月12日、中8週で迎えた30戦目は、フィフス・アベニュー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた31戦目は、やまねこ座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。