パワーウェーブ（2005年生、母パワーオブラブ）

パワーウェーブ（2005年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「波の力」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時14歳）と交配したパワーオブラブが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シゲルクシエラに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルコルベットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月29日、中7週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた6戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3歳（2008年）

1月5日、中7週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月15日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月3日、中6週で迎えた9戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったペプチドアトムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた14戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2009年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2010年）

3月6日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月19日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月24日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6歳（2011年）

3月5日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。