ファイトラッキー（1984年生、母ウタフエクイン）

ファイトラッキー（1984年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時10歳）と交配したウタフエクインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、地方17戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

2月28日、デビュー戦は横山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミリオンセンプーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月13日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンラセーヌ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、エイシンスパートに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

11月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のノーザンファニーを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の新春特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた18戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた19戦目は、川中子健二騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（足利ダート1700m 曇/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、サルビア特別（宇都宮ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川中子健二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、姿川特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1989年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、幸ノ湖特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般A1 A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた24戦目は、栃の木特別（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野三夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた25戦目は、春蘭特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野三夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、ゆきやなぎ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は小野三夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、薫風特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、ぼたん特別（宇都宮ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野三夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野三夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた31戦目は、尊氏賞（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野三夫騎手（8戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた32戦目は、鳳仙花特別（宇都宮ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野三夫騎手（9戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた33戦目は、名草川特別（足利ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小野三夫騎手（10戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた34戦目は、一般A2（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小野三夫騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般A2（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小野三夫騎手（12戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。