クエストフォーフェイム（1987年生、母Aryenne）

クエストフォーフェイム（1987年2月15日）は、イギリスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のRainbow Quest（当時6歳）と交配したAryenneが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外18戦5勝。1992年のハリウッドターフハンデキャップ(米・G1)に勝利した他、1990年のダービー(英・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

2歳（1989年）

10月28日、P.エデリー騎手を鞍上に据えて、23頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったTyburn Treeから4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1990年）

4月20日、鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（1戦0勝）。21頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のDress Paradeに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月8日、3歳G3のチェスターヴァーズ（イギリス・チェスター芝2473m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でP.エデリー騎手（2戦1勝）。3頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスタイリッシュセンチュリーから1馬身差の2着と苦杯を喫した。

6月6日、3歳G1のダービー（イギリス・エプソム芝2414m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でP.エデリー騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のBlue Stagに3馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

7月1日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は5戦連続でP.エデリー騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1991年）

6月6日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2414m）に出走。鞍上は6戦連続でP.エデリー騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月20日、G1のインターナショナルステークス（イギリス・ヨーク芝2089m）に出走。鞍上は7戦連続でP.エデリー騎手（6戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテリモンから2馬身差の2着となった。

9月7日、鞍上は8戦連続でP.エデリー騎手（7戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったYoung Busterからクビ差の2着に甘んじた。

10月6日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月2日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2414m）に出走。鞍上はP.エデリー騎手（8戦2勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1992年）

2月18日、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、G3のサンルイスオビスポハンデキャップ（アメリカ合衆国・サンタアニタ芝2414m）に出走。3頭立ての2番人気でレースに臨んだ。最後は、2着のCool Gold Moodに1馬身3/4の差をつけて重賞2勝目をマークした。

5月26日、G1のハリウッドターフハンデキャップ（アメリカ合衆国・ハリウッドパーク芝2012m）に出走。鞍上は2戦連続でG.スティーヴンス騎手（1戦1勝）。4頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のClassic Fameに1馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを掴み取った。

9月6日、G1のアーリントンミリオン（アメリカ合衆国・アーリントンパークオールウェザー2012m）に出走。12頭立ての大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月31日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ガルフストリームパーク芝2414m）に出走。鞍上はP.エデリー騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月29日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。