ジョーマダガスカル（2009年生、母Far and Wide）

ジョーマダガスカル（2009年3月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋マダガスカル島」。毛色は鹿毛。種牡馬のRockport Harbor（当時7歳）と交配したFar and Wideが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害14戦0勝2着1回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月23日、中5週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウジビュスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月3日、中8週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月28日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4歳（2013年）

2月10日、中8週で迎えた12戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月14日、中8週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月12日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着を確保した。

11月17日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウゾウセンから4馬身差の2着となった。

12月14日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2014年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月13日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月21日、中9週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（11戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2015年）

10月26日、約12か月半の休養明けで迎えた26戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた27戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイフェスタを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月21日、中2週で迎えた28戦目は、寒椿賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7歳（2016年）

1月8日、中2週で迎えた29戦目は、冬牡丹賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったファミリーズオナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月23日、中8週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートシュガーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。