フジノビビアン（2004年生、母ウメノローマン）

フジノビビアン（2004年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時17歳）と交配したウメノローマンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、地方7戦5勝。2006年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)に勝利した他、2006年のゴールドウィング賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2006年）

7月5日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（1）（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は500kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリダイアンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリダイアンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月25日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワイケイリズムを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月13日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は東川公則騎手（2戦2勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3歳（2007年）

10月11日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた6戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャルウィダンサーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラビアンムーンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。