トミノラブハンター（1998年生、母トミスイート）

トミノラブハンター（1998年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラテルノオー（当時16歳）と交配したトミスイートが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦8勝2着4回。2001年のよつ葉乳業特別に勝利した他、2001年の陽春特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡喜平から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

5月4日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったピエナノユメから1馬身半差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトサノティガに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた3戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月29日、中3週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのエアジハード特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国信満騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2001年）

1月22日、中8週で迎えた8戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、タヤスルビーに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた11戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの陽春特別（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のアトミックベルに半馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンのよつ葉乳業特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエクセルブリッジに半馬身の差をつけて優勝

6月30日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堂山直樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた17戦目は、鵡川特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国信満騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のクラダッチューノに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

11月13日、中3週で迎えた18戦目は、二風谷特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーマイプリンセスからクビ差の2着に甘んじた。

11月21日、連闘で迎えた19戦目は、門別川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノルージュからクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2002年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネッケツジョリーをハナ差振り切って勝利をモノにする

6月4日、中8週で迎えた22戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、長瀞特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスオペラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノジャッカルを3/4馬身振り切って優勝

8月1日、中2週で迎えた25戦目は、清秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のツジジオットをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。