ポルトラーノ（2016年生、母ポルトフィーノ）

ポルトラーノ（2016年2月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大航海時代に使われていた西洋の航海図」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したポルトフィーノが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の京都ハイジャンプ(JG2)で3着に入った他、2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

9月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったウレキサイトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月11日、中6週で迎えた2戦目は、C.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（2019年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月4日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月8日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2020年）

8月16日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウユーホクトから2馬身半差の2着となった。

10月11日、中7週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のショウボートに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中9週で迎えた10戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2021年）

5月8日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で草野太郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のホシルミエールに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6歳（2022年）

2月12日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で草野太郎騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

5月14日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で草野太郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で草野太郎騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2023年）

3月11日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は草野太郎騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。