ツクバインドラ（2010年生、母キャッシュインクルーデッド）

ツクバインドラ（2010年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋古代バラモン教の最高神」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したキャッシュインクルーデッドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方25戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、荻原昭二によって5,460万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヘルデンテノールに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（2013年）

12月7日、約13か月の休み明けで迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4歳（2014年）

5月25日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5歳（2015年）

5月9日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月24日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月30日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、中村準二COT達成記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサチヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6歳（2016年）

1月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサチヒメを豪脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

2月11日、中1週で迎えた16戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた17戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた18戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアイズフォワードに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた21戦目は、牡丹賞（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で筒井勇介騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったピースタイムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、ステイウィズユー笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で筒井勇介騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で筒井勇介騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベストヴィジョンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月9日、中7週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた28戦目は、魔導王陛下に忠誠の儀を祝11巻（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた31戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、村上卓史の馬いい話☆出版記念!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシースレスに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月9日、中1週で迎えた33戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（15戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた34戦目は、くりーく賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7歳（2017年）

1月13日、中1週で迎えた35戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた36戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（16戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般B13 C3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた38戦目は、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた39戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月15日、約3か月半の休養明けで迎えた40戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。