シエンマッハ（1993年生、母サカイシルバー）
Schon Mach
1993.03.11
シエンマッハ（1993年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時13歳）と交配したサカイシルバーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地40戦1勝2着6回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1995年）
11月12日、デビュー戦は佐藤吉勝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。
11月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。
12月16日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
3歳（1996年）
1月15日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
2月3日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウナンラブリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。
3月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。
3月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。
4月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。
5月3日、中2週で迎えた9戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。
5月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。
6月9日、中2週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
6月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
7月21日、中2週で迎えた13戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。
8月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。
8月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。
9月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。
12月15日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。
4歳（1997年）
1月12日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。
2月2日、中2週で迎えた19戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したキョウワゴッドにクビ差届かず2着となった。
2月9日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。
3月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ムッシュシルクに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
4月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
5月5日、中2週で迎えた23戦目は、柏崎特別（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイフクレディーからクビ差の2着に甘んじた。
6月7日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダイコクグロリーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。
6月21日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
7月6日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。
7月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
8月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下のえりも特別（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で青木芳之騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。
8月30日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
9月13日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。
9月20日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
5歳（1998年）
3月8日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルスポートにハナ差交わされて2着に惜敗した。
3月22日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったレッドハンターにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
4月4日、中1週で迎えた34戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したダウンタウンボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
4月18日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。
5月5日、中1週で迎えた36戦目は、柏崎特別（新潟(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。
8月16日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。
8月25日、連闘で迎えた39戦目は、メグレス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（9戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月12日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。
9月27日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（11戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。
6歳（1999年）
1月9日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。
1月23日、中1週で迎えた43戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。