ヤマノガリバー（1984年生、母カズヒデ）
Yamano Gulliver
1984.05.02
ヤマノガリバー（1984年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイアトム（当時22歳）と交配したカズヒデが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は1987年の鳴滝特別(900万下)。
経歴
デビュー前
武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1986年）
11月9日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンタークロワールを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。
12月21日、中3週で迎えた3戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。
3歳（1987年）
1月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。
1月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の呉竹賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーコートランスを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をゲットした。
2月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。
9月12日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。
10月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。
10月18日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。
10月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒロノユウシュンを半馬身振り切って3勝目をゲットした。
11月21日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河内洋騎手（9戦3勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。