ヒロノユウシュン（1983年生、母ヒデマツカゼ）

ヒロノユウシュン（1983年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンプリンス（当時14歳）と交配したヒデマツカゼが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。戦績は、中央平地42戦5勝2着4回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の淡路特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は480kg。鞍上は上野清章騎手。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

1月12日、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したピーターホーラーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月19日、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月22日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月8日、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月22日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で上野清章騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月5日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上野清章騎手。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4月19日、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で上野清章騎手。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブゼンブラボーに3馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

5月3日、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で上野清章騎手。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

5月24日、4歳400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で上野清章騎手。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月3日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上野清章騎手。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

8月17日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上野清章騎手。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月31日、4歳以上400万下の檜山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で上野清章騎手。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

9月14日、4歳以上400万下の横津岳特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で上野清章騎手。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に終わった。

10月5日、4歳以上400万下の北野特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で上野清章騎手。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイナカジョールを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利した。

10月25日、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で上野清章騎手。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月8日、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で上野清章騎手。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月22日、4歳以上900万下の山科特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって5着に終わった。

12月14日、4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は上野清章騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

4歳（1987年）

1月11日、ハンデ戦で5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

1月24日、5歳以上900万下の石清水特別（京都芝2200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月21日、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

3月8日、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月18日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月1日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月13日、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のタイアサヒをクビ差振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

10月4日、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイアサヒを半馬身振り切ってトップでゴールインした。

10月31日、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたヤマノガリバー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月6日、4歳以上900万下の’87ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上はP.デイ騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ロングシングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月20日、4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

5歳（1988年）

1月17日、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月20日、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたロングヒラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月6日、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロドームを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

3月26日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の京橋ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月17日、5歳以上1400万下の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

5月7日、5歳以上1400万下の烏丸特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月28日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の摩耶ステークス（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月1日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月15日、4歳以上1400万下の嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月13日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月4日、4歳以上1400万下の’88ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.マッキャロン騎手。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月18日、4歳以上1400万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6歳（1989年）

2月19日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は大垣敏夫騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月5日、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大垣敏夫騎手。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月26日、大天山賞（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大垣敏夫騎手。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリベラルワールドからクビ差の2着に惜敗した。

4月23日、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大垣敏夫騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアグネスビートをアタマ差制して勝利を挙げた。

5月28日、サラブレッド大賞典（中津ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大垣敏夫騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月25日、A1（佐賀ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大垣敏夫騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月29日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は上川薫騎手。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月12日、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上川薫騎手。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月26日、サラブレッドグランプリ（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1990年）

1月3日、大阿蘇賞（荒尾ダート2150m 曇/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月21日、A（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。