スナークミラクル（1990年生、母スナークエンジェル）

スナークミラクル（1990年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシリウスシンボリ（当時8歳）と交配したスナークエンジェルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスーパープレイに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のフリージア賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハギノラインナップに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月5日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大崎昭一騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大崎昭一騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で大崎昭一騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大崎昭一騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランドフレッシュに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月19日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の日豊特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大崎昭一騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったネーハイエンペラーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月16日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で大崎昭一騎手（13戦2勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で大崎昭一騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大崎昭一騎手（15戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月13日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で大崎昭一騎手（16戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で大崎昭一騎手（17戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタハラマドンナに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で大崎昭一騎手（18戦3勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた20戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。