クリーバレン（2006年生、母アズサユミ）

クリーバレン（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強い叫び（カタルーニャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したアズサユミが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着3回、中央障害10戦3勝、地方1戦0勝。2011年の新潟ジャンプステークス(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は546kg。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のバーレーン賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2009年）

3月7日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウィニングトリックにクビ差届かず2着となった。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したスイングエンジンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月8日、中6週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2010年）

4月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月31日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のフェスティバルイヴに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2011年）

2月5日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサクセスヒューゴーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月8日、中0週で迎えた19戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のマジェスティバイオをハナ差制して優勝

8月20日、中3週で迎えた21戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のトリビュートソングに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

10月15日、中7週で迎えた22戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。