アイチシンガー（1994年生、母フライトメーカー）

アイチシンガー（1994年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテユーター（当時9歳）と交配したフライトメーカーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方22戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月17日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったマチカネオンガエシに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデンジャーゾーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中竹和也騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルウェーホークに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中竹和也騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中竹和也騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ベターツールドに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（1998年）

2月5日、中8週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトチケットから2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴイーナス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリアムーンから2馬身差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったセフティーフェローから3馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルジャンプに半馬身の差をつけて2勝目を収める

4月25日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したナリタシャークを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月27日、中4週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップ麒麟児賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で日吉正和騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で日吉正和騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5歳（1999年）

4月26日、約10か月半の休み明けで迎えた20戦目は、伊藤康浩騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤康浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤康浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤康浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A B（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤康浩騎手（6戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤康浩騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月25日、中3週で迎えた30戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤康浩騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤康浩騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた32戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤康浩騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤康浩騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤康浩騎手（12戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2000年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。