キャビネットバトル（2020年生、母ホワイトソックス）

キャビネットバトル（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時19歳）と交配したホワイトソックスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、琴浦諒によって1,375万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月9日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3歳（2023年）

2月1日、中6週で迎えた5戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーホウジェンマを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフィーバーヒューをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のユリカモメ特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のインナーサンクタムをクビ差振り切って2勝目を手にした。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のメイドリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビッグボーンリタにハナ差届かず2着となった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクジャク特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒバリ特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップライム賞（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた20戦目は、森下来奈生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた21戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、村上ゆーちゃん宅建来年合格祈念（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、雪見月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、ねぇねの豆腐ないんだけど記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2024年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた26戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた30戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた31戦目は、猊鼻渓賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、ほやこおねえさん賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた38戦目は、株式会社カナンフーズ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（9戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。