クールヴォイス（2004年生、母Strictly Cool）

経歴

デビュー前

2歳（2006年）

9月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスタークリックに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、中4週で迎えた2戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の菊花特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエレキングを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のジュメイラビーチカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、エレキングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2007年）

1月17日、中8週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月10日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、冥王星特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコラソンフェルテにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2008年）

5月6日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、昇竜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ゴクウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、国府津特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、リュウノケンシロウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中4週で迎えた11戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のブモンノホマレに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた13戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤裕太騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のニューオーザに1馬身半の差をつけて制した。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤裕太騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノケンシロウを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

5歳（2009年）

4月9日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤裕太騎手（7戦3勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた16戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた17戦目は、時の日特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

7月7日、中3週で迎えた18戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったネガイヲコメテに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、戸塚宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドーヌヴァレーを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

9月6日、中1週で迎えた21戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のグランドキーマンを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。

9月29日、中2週で迎えた22戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。