クローストゥミー（2017年生、母マチカネチコウヨレ）

クローストゥミー（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の近くに。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したマチカネチコウヨレが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の朧月賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、KSResearchによって3,348万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2020年）

1月23日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシクラメン特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランメガスマイルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月10日、中6週で迎えた7戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたキキョウ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、ガッチリポイント貯まる楽天競馬賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたゲンキチボン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月28日、中4週で迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般B3六（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーパイソンを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

5月19日、中9週で迎えた11戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったドゥエルメスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月8日、中4週で迎えた13戦目は、2007 フジノウェーブJBC 賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた14戦目は、今年の冬もメガイルミ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月10日、中8週で迎えた15戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5歳（2022年）

2月9日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、日向坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた17戦目は、円通寺坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月14日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、シリウス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月27日、中5週で迎えた19戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6歳（2023年）

2月22日、中7週で迎えた20戦目は、大黒坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた21戦目は、桜坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた22戦目は、行人坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。