リキサンワイス（1982年生、母アストモア）

リキサンワイス（1982年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のターゴワイス（当時12歳）と交配したアストモアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地25戦7勝2着4回。1989年のCBC賞(G3)で4着に入った他、1989年のオータムスプリントステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

9月2日、12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアケノハヤテに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月23日、16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に入った。

2歳（1985年）

5月12日、9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエーゲスポートに半馬身の差をつけて勝利をモノにした。

5月26日、26頭立ての23番人気で15番ゲートからスタート。22着に終わった。

9月21日、12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトオヨーテスコからハナ差の2着に甘んじた。

10月26日、12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1986年）

7月13日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月3日、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスカツラに3馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

8月24日、4歳以上400万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマルゴビクトリーに1馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

5歳（1987年）

12月5日、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

12月20日、4歳以上900万下の鹿野山特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ダイナラッシュに交わされて1馬身差の2着となった。

6歳（1988年）

1月24日、5歳以上900万下の若潮特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、アサカドクターに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3月6日、5歳以上900万下の三鷹特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月3日、5歳以上900万下の春暁特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のスイートセシールを半馬身振り切って勝利をモノにした。

8月7日、青函トンネル開通記念（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に終わった。

8月27日、4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のマチカネエルベに3馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

9月18日、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7歳（1989年）

8月13日、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田政人騎手。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月3日、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したカミノテンホーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月30日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミスターモーリーを3/4馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

10月29日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月3日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月17日、G3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

8歳（1990年）

7月15日、BSN杯（新潟芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柏崎正次騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。