アムネリス（2005年生、母ロンシャンオペラ）

アムネリス（2005年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オペラ『アイーダ』の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したロンシャンオペラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地22戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額735万円（3.68万×200口）で一口馬主が募集された。

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月14日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3歳（2008年）

5月31日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のコウヨウサルートをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた8戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2009年）

10月24日、約13か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月12日、中6週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月30日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメリュジーヌをクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。