ハヤノビトン（1989年生、母ユメノテンザン）

ハヤノビトン（1989年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーテイアス（当時15歳）と交配したユメノテンザンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着3回、地方5戦0勝。1992年のジュニアカップ(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月7日、デビュー戦は玉ノ井健志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で玉ノ井健志騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったエベリンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で玉ノ井健志騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で玉ノ井健志騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマイネルサンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るトナミレインボーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

12月14日、中6週で迎えた8戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は玉ノ井健志騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカミノエルフをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

1月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタケデンジュニアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた13戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた20戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（1993年）

1月24日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月27日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーワテイオーをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

3月27日、中3週で迎えた24戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月24日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上900万下のながつき賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（15戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（16戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（17戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（18戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた38戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（19戦2勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた39戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（20戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6歳（1995年）

7月13日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた40戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた41戦目は、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた42戦目は、スターライト特別（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた43戦目は、ネプチューン特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた44戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、十勝特別（帯広ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。