サクラゼンセン（2000年生、母ヤングダリア）

サクラゼンセン（2000年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桜前線」。毛色は鹿毛。種牡馬のエブロス（当時14歳）と交配したヤングダリアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣敦。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ベルモントシチーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2003年）

7月13日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のリネンシーズンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったモルフェネイティブに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月5日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のインターハリウッドをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

4月11日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月11日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月22日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のキクノグローリーを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

4月30日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の新・新潟市制施行記念（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池田鉄平騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で池田鉄平騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で池田鉄平騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

11月12日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた24戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に終わった。