ダンシングチアズ（1995年生、母スターシツピング）

ダンシングチアズ（1995年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したスターシツピングが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の金蹄ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウイングアローに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンツチャージに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた6戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、最後はシロキタルーブルと並んで5着同着となった。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月2日、中9週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の小倉山特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったワインアンドローズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中4週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったナリタホマレにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンリズムを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月14日、中3週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したマイターンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月8日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイキューガッツに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

12月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったホーマンスピリットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラカンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

3月12日、中4週で迎えた25戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。