ユニオンディック（1992年生、母エレガントローザ）

ユニオンディック（1992年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時18歳）と交配したエレガントローザが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方25戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の獅子吼賞(C2以下)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月26日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

5月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4歳（1996年）

4月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、森橋日出雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のセントセビルをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた13戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森橋日出雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナカトップアトムに2馬身の差をつけて制した。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森橋日出雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のベッププリンスに6馬身の差をつけて優勝

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森橋日出雄騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったプライムキングから2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森橋日出雄騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイチワカヒメに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森橋日出雄騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた19戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた20戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森橋日出雄騎手（6戦4勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森橋日出雄騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C1-4（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森橋日出雄騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森橋日出雄騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森橋日出雄騎手（10戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森橋日出雄騎手（11戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクリククイーンからアタマ差の2着となった。

5歳（1997年）

1月6日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森橋日出雄騎手（12戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森橋日出雄騎手（13戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた32戦目は、獅子吼賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森橋日出雄騎手（14戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノカムイオーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月27日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森橋日出雄騎手（15戦5勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールセイコーをアタマ差制して勝利を手に入れた。

7月8日、中5週で迎えた34戦目は、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森橋日出雄騎手（16戦6勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森橋日出雄騎手（17戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリマビジンからハナ差の2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森橋日出雄騎手（18戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンキングから2馬身差の2着に敗北した。