スギノハヤブサ（2015年生、母ファーストサイト）

スギノハヤブサ（2015年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋隼」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したファーストサイトが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。2018年の駿蹄賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着を確保した。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2018年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月12日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカーレットベルンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインシノビに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のカルガモ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーフォルテに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月20日、中3週で迎えた9戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

8月20日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のホトトギス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、パリモンマルトルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカワラヒワ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパリモンマルトルに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツグミ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタノパンドラに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

12月11日、中6週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、キャラがすべて!出版記念（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2019年）

1月15日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2二三四ウ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月18日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月30日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、桃花特別（水沢ダート1600m 雪/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた18戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、初夏特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた22戦目は、水無月特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、深緑特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた24戦目は、文月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、立秋特別（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた26戦目は、盛岡舟っこ流し特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた27戦目は、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた28戦目は、錦木特別（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた29戦目は、銀杏特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた31戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた32戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた33戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、歳末特別（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた34戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月20日、中9週で迎えた35戦目は、春の水沢競馬オープニング賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十九（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインラングロワに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

4月13日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカノヤルジャンドルに2馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

4月27日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（11戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた44戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（12戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフェアリーキスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、連闘で迎えた45戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（13戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。