ハシケンジエット（1987年生、母ダイニハヤトモス）

ハシケンジエット（1987年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時8歳）と交配したダイニハヤトモスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田隆志。戦績は、中央平地30戦3勝2着5回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の須賀川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月5日、デビュー戦は久保田敏彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月17日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンドリワイスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は久保田敏彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月16日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた10戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、モーニングラブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンカツラオに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月27日、中5週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で清水英次騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパリステーストを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

7月13日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したリネンスパークを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で久保敏文騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保敏文騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったスピードテンザンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保敏文騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したローベルヘルシーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保敏文騎手（7戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキコウシに3馬身の差をつけて制した。

11月16日、連闘で迎えた25戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5歳（1992年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた27戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた29戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は東田幸男騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、深秋特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた32戦目は、霜月特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた34戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた35戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。