カイテキドリーム（2003年生、母ハイボルテージ）

カイテキドリーム（2003年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は栗毛。種牡馬のドリームウェル（当時8歳）と交配したハイボルテージが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前川ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のスピカ特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、国本勇によって1,008万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月30日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた3戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイケグットフェローを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月31日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた11戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般C4-8（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で末田秀行騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカラシャーディーを捕まえ切れず、約14馬身差の2着となった。

5月13日、連闘で迎えた19戦目は、雅宏・佳子祝結婚特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラブマロンに3/4馬身交わされて2着となった。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメビウスリングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、葵・孝洋結婚おめでとう記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた23戦目は、橋野真由美誕生日記念スピカ特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた24戦目は、スピカ特別（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた25戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた26戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、スピカ特別（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイフレンドバトルに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-4（金沢ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で堀場裕充騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で堀場裕充騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で堀場裕充騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月2日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で堀場裕充騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。