ルーナセレナータ（2016年生、母ムーンライトソナタ）

ルーナセレナータ（2016年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「月の夜曲(伊)。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時8歳）と交配したムーンライトソナタが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳B2二。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

7月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

12月22日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月6日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のダンスナンバーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月8日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、トゥーナオーシャンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月30日、中9週で迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコルネットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、チェリモヤチャンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた16戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた17戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた18戦目は、新緑賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオイランドウチュウを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた24戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったローダンテに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンモントムに8馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンルサリーをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

8月16日、中2週で迎えた31戦目は、アレキサンドライト賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったパリノホノオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカナラズクルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた33戦目は、コカ・コーラ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したコンバットヘニーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

2021年9月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

10月17日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた35戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6歳（2022年）

5月28日、約6か月半の休み明けで迎えた36戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

2022年6月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。