ヒシアリエル（2008年生、母ヒシタエコ）

ヒシアリエル（2008年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したヒシタエコが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2011年）

5月6日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイヴンマスターに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

3月15日、約9か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3五六ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のベニノダイヤに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、祝運転士研修40期15周年（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したスレイプニルに半馬身届かず2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったベンスプライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシピリカマズルに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったジギーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。