シェアインパルス（2004年生、母サンキョウヒート）

シェアインパルス（2004年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時9歳）と交配したサンキョウヒートが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はエスティウィンファーム。戦績は、地方23戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の鴫立沢特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エスティウィンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、シェアホースクラブによって262.5万円で落札された。

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

8月25日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3歳（2007年）

10月10日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた3戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ショータイムに交わされて2馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のデビルボーイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月1日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ディーエスデンバーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月17日、中6週で迎えた8戦目は、一般C3三四（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るデュラブヒーローを強烈な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手にした。

6月20日、中0週で迎えた11戦目は、鴫立沢特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のフラワーレイに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月15日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、レーヌフレイバーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、シェアオペラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月8日、中3週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

5歳（2009年）

9月7日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く粘り込んで、最後は2着のミリオンキングを半馬身振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

9月25日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、エンリッチメントに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-12 13（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（14戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月8日、中5週で迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（15戦4勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

12月18日、中0週で迎えた22戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（16戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。