オースミナポレオン（1991年生、母Fairy Dancer）

Osumi Napoleon

1991.04.28

オースミナポレオン（1991年4月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のReference Point（当時7歳）と交配したFairy Dancerが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

4月16日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンザンジュニアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメガロを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったスターマンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳900万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・ト（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ゴーゴーゼットに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

5月6日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5歳（1996年）

5月4日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。