グランセブルス（2013年生、母ピュアパッション）

グランセブルス（2013年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋厳格な（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時11歳）と交配したピュアパッションが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。2016年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月7日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月27日、中9週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカラクプアを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクリノリトミシュルをクビ差振り切って優勝

5月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

8月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るカフェブリッツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

4歳（2017年）

2月18日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルトゥランに3/4馬身届かず2着となった。

4月23日、中8週で迎えた12戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノチャーリーを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

11月27日、約31か月半の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

2020年9月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。